1歳児に効果的な知育遊びって何だろう・・・?
1歳児に効果的な知育遊びを知りたいと思っていませんか?
教育に熱心な方でなくても、我が子に頭が良くなってほしいとか、自律できる力を身につけさせたいなどと思うのは、親として自然なことです。
どんな親でも大小あれど、このように思っているのではないでしょうか?
知育遊びは難易度の高いことを早い時期に行うのではなく、その子の発達状況に合った遊びを行うことが大切です。
有名な教育法にモンテッソーリ教育というものがあります。
日本モンテッソーリ教育綜合研究所のWebページにはこのように書かれています。
その基本的な考え方は「子どもには生来、自立・発達していこうとする力(自己教育力)があり、その力が発揮されるためには発達に見合った環境(物的環境・人的環境)」が必要である」というものです。
モンテッソーリ教育とは | 日本モンテッソーリ教育綜合研究所
そこで、今回は1歳児の発達状況を改めて説明した上で、1歳児にやると効果的な知育遊びを紹介します。
1歳児の発達状況や興味はかなり広がる!
0歳の頃の何もできない様子や何をしても不安定な様子とは異なり、1歳になると色々なことができるようになってきます。
力も付いてきますし、頭も良くなってきます。
できることも増えるので、興味もかなり広がります。
1歳前半と後半の二つに分けて、具体的にどのようなことが一般的にできるようになるのか見ていきます。
1歳~1歳6ヶ月の発達状況と好きな行動
1歳~1歳6ヶ月頃の代表的な発達状況は以下の通りです。
歩き始めるというのが特徴的な発達ですね。初めて歩いた時は嬉しいものです。
好きな行動としては、上で挙げた発達状況を使うような行動を好みます。
好きな動作を繰り返し行う傾向があります。好きなことはどんどんやらせてください。好きなことをやっているときが一番学びを吸収しているときです。
1歳6ヶ月~2歳
次に1歳6ヶ月~2歳にかけての代表的な発達状況は以下の通りです。
腕と足の筋力がさらに付きます。そのため、走り始めたり、ジャンプをしたりします。
そして、以下のような行動を好みます。
おすすめの効果的な知育遊び!
さて、本題のおすすめの知育遊びです。
こちらも前半と後半に分けて紹介していきます。
1歳~1歳6ヶ月
おすすめの知育遊びは以下のようなものです。
散歩
散歩は遊びなのかと思われるかもしれませんが、知育と言う観点では侮れません。
散歩は脳を活性化させてくれます。
脳科学の権威である久保田競氏と、その妻であり有名な幼児教育のクボタメソッドを確立した久保田カヨ子氏の著書「0~1才地頭がすくすく育つ クボタメソッド赤ちゃん脳トレ」にもこのように書かれています。
毎日歩くこと、移動することで、認知地図は書き換えられ、海馬も大きくなり、運動感覚野も鍛えられます。
久保田競、久保田カヨ子「0~1才地頭がすくすく育つ クボタメソッド赤ちゃん脳トレ」
大人の我々でも、散歩は脳を活性化させ、特に認知症の予防や改善に効果があることがわかっています。
認知症患者および健常者ともに歩行後の脳波では,α波およびβ波など速波に属する脳波が増加していた.
柳本 有二「認知症および健常高齢者の3分間歩行が脳の活性化におよぼす効果について」
このことは,3分間歩行が,高齢者の脳を活性化させる可能性を示している.さらに,認知症患者の脳波にお
いても同傾向が認められたことは,歩行が認知症改善および予防に貢献する運動であると思われる.
散歩は誰にでも脳を活性化させる効果があるとわかってもらえたと思います。
それだけでなく、散歩をするということは、外の様々な刺激があります。人がいっぱいいたり、道中に咲いた花を見たり、犬や猫を見かけたり、家では体験できないことにたくさん出会えます。必然的に会話も増え、言語の刺激も増えるでしょう。
おもちゃのような道具も必要としないので、手っ取り早い知育遊びと言えます。
トラッカー
転がす遊びになります。
トラッカーがおすすめなのは、集中力と動きの予測力を鍛えることができるためです。1歳は集中力も付き始める頃でもあります。
ボールの動きを目で追いながら、ボールの動きを予想することは、基礎的な論理的思考力を身に着けることに繋がります。
次第にボールを2,3個同時に転がすようになると、ボールはより複雑な動きをします。どんな動きをするのか予想するのも複雑で難易度が上がっていきます。こうなるとより論理的思考力が身に着くことになります。
コップ重ね
積む遊びになります。
両手を使ってコップを重ねていくのは子供にとっては繊細な動作です。手先の器用さの向上と脳の発達を促します。
また、積むだけでなく、色の理解や大小の理解も同時に期待できます。
シールはがし
はがす動作の遊びです。
シールをはがすのは指先が器用でないとできません。
はがす箇所のわずかなきっかけ部分を掴み、適切な方向にはがさないと上手にはがれません。
指先を動かすことは脳への刺激も多いです。
指先の器用さと計算能力の高さには関係があるという研究結果もあるくらいです。(喜多 真明, 野中 陽一朗「幼児期における手指の巧緻性と計算能力の関係についての基礎研究」)
シールであれば100円ショップなどでも売っていますし、マイタックのようなものでも十分です。
型はめおもちゃ
はめ込む遊びです。
簡単な形であれば、少しずつできるようになっていく時期です。
ピッタリ合わせるというのは結構難しい動作です。
手先を器用に使わないと合わせることはできないですし、そもそも形が認識できていなければ、合わせようがありません。
これらに気付くためには、集中力も必要です。集中力を鍛えることにもなります。
ハンマートイ
1歳になると叩くのが好きになります。これは乱暴になったのではなく、子供の発達において必要な行為です。
叩くことで、腕や手首の使い方を学び、さらにそれによる感覚や反応を楽しんでいます。力をつけることにもなりますし、力の加減をコントロールする訓練にもなります。
プルトイ
引っ張るおもちゃです。
引っ張ることでおもちゃが動くという関連性を体験することで、物事の関連性や予測をする能力を鍛えることができます。
論理的思考力を身に着けることにつながります。
それだけでなく、単純に腕の力を付けることにも役立ちます。
1歳6ヶ月~2歳
1歳6ヶ月~2歳におけるおすすめの知育遊びは以下のものがあります。
ジャンプ
子供ってなんか常にジャンプしているイメージがありますよね。ジャンプをし始めるのが、早い子で1歳半からで、大体2歳頃にはジャンプする子が多いです。
ジャンプをするだけで身体能力の向上につながります。
ひざを曲げ、一気に伸ばす瞬発力やその筋力、またバランス感覚も身に着けることができます。
安全な場所でジャンプをさせるのは良いことなんですね。
ひも通し
通す遊びの代名詞ともいえる遊びですね。
指先の器用さを鍛えることができます。また集中力も鍛えられます。
ひも通しはひもと通すものがあれば良いので、簡単に作れることから、昔からよく遊ばれているおもちゃです。
さらに、1歳~5歳頃まで遊ぶことができ、遊べる期間が長いことも特徴的です。
ペグ
ペグもおすすめです。
つまむ動作や目と手の協応動作を養うことができます。
ペグを穴に差し込むためにつまむ箇所を持ち替えるというのは子供にとっては意外と難しい動作です。
また、穴の位置を確認し、ペグが挿せる向きに合わせて、押し込む必要があります。
実際に差し込むことができるのは2歳頃になることもありますが、下のようなリング付きのものであれば、まずはリングをペグに通すという遊びで鍛えることができます。
シール貼り
シール貼りも難しい動作です。
シールには接着面とそうでない面の表裏があり、ちゃんと表裏を合わせないと貼り付けることができません。
表裏が反対だとわかっても、それを両手を使って持ち直す必要があります。
シールを持つときも、ど真ん中を持つと貼りにくいため、端の方を狙って掴む必要があります。
意外と繊細な動作だということがわかりますね。
シールであれば、100円ショップでも手に入りますので、お金もかからず遊びやすいです。
結局どれがいいの?と思ったら、おもちゃのサブスクの活用も!
いかがだったでしょうか?
1歳のおすすめの知育遊びを紹介しました。
しかし、色々紹介したので、結局どれを選んだらいいの?と思う方もいると思います。
また、色々なものをたくさん経験させたいけど、そんなに多くのおもちゃは買えないだとか、買っても子供が興味を持ってくれるかわからないなどと心配している人も多いと思います。
そういう方におすすめなのはおもちゃのサブスクを活用することです。
おもちゃのサブスクであれば、子供の発達状況のヒアリングをした上で、子供の成長に合ったおもちゃをたくさん選んでくれます。選ぶのも保育士などの資格を持ったプロが適切に選んでくれます。
さらに、最初に少し紹介したモンテッソーリ教育もサブスクで行うことができます。
詳しくはこちらで紹介していますので、ぜひ読んでみてください。
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