【簡単】おもちゃの減らし方のコツ【多いと子どもにも悪影響!?】

おもちゃの悩み

「おもちゃの効果的な減らし方がわからない」
「おもちゃの減らすコツを教えてほしい」

「そもそもおもちゃは減らした方が良いの?」

こんなことを思っていませんか?

子どもが生まれたときからあるおもちゃがまだ家においてあり、年齢とともに色々なおもちゃが家中にあふれてしまい、困っているのではないでしょうか?

私もまさにこの状態でした。おもちゃの保管場所がなくなり、どうしようと思ったことが何度もあります。

でも、いざ捨てようとすると、「これ本当に捨てても大丈夫だろうか?」と思うことがよくあります。なぜなら、”子ども”のおもちゃなので、子どもが捨てたことに気付いて不機嫌になったりしないだろうかなどと考えるからです。

今回は同じような悩みを持つ方にアドバイスをしていきたいと思います。

この記事でわかること
  • おもちゃを与えすぎることのデメリット
  • おもちゃの減らし方のコツ
  • おもちゃを増やしすぎないコツ

おもちゃを与えすぎるデメリット

乳幼児の頃は成長も早くいため適切なおもちゃは短期間に変化していきます。また、乳幼児の頃ほど、親戚や知人からお祝い等でおもちゃをもらうこともあり、おもちゃがあふれやすい時期だとも言えます。

しかし、おもちゃも与えれば良いというものでもなく、与えすぎの場合は子どもの成長に悪影響があると考えられています。

与えすぎると下記のようなデメリットがあります。

与えすぎのデメリット
  • 集中力が身につかない
  • 創造性が身につかない
  • 我慢できない、忍耐力が身につかない
  • 自主性が身につかない
  • 収納スペースがなくなる

集中力が身につかない

おもちゃの与えすぎは集中力が身につかない可能性があります。

アメリカのトレド大学の研究チームが36人の幼児を2つのグループにわけて、ある実験を行いました。1つのグループには4個のおもちゃを与え、もう1つのグループには16個のおもちゃを与え、30分間自由に遊んでもあり、その遊ぶ様子を観察しました。

この結果から、以下のようなことを論文に書いています。

おもちゃが少ないほど、幼児は 1 つのおもちゃでより長い時間遊び、探索に集中し、より創造的に遊ぶことができることを示唆しています。(筆者翻訳)

The influence of the number of toys in the environment on toddlers’ play|CarlyDauch

少ないおもちゃで遊ぶことで集中力が高まり、反対に数が多いと集中力は続かず、飽きたら次のおもちゃへと移り変わっていきます。つまり、いろいろなおもちゃがあると集中することを必要としないので、集中力が身につかない可能性があります。

創造性が身につかない

創造力も身につかない可能性があります。

先ほどの論文で示唆されたように、少ないおもちゃで遊ぶほど創造的に遊ぶようすが見られました。

遊べるおもちゃが少ないので、1つのおもちゃでいろいろな遊び方を自然と考えます。おもちゃがたくさんある状況よりも頭を使って違った遊び方を考えるので、創造力に差が出るのもわかる気がします。

我慢できない、忍耐力が身につかない

我慢や忍耐力がない子どもになるかもしれません。

たくさんのおもちゃに囲まれ、飽きたら別のおもちゃで遊べば良いという環境で育てば、工夫して遊ぼうとしません。常に新しいおもちゃがないと遊べない子どもになるかもしれません。

欲しいおもちゃがあると我慢ができず、親にせがむ傾向が強く表れることもあるかもしれません。

自主性が身につかない

おもちゃが多すぎると自主性が身につかないこともあります。

多くのおもちゃの中から自分で遊ぶおもちゃを選ぶから自主性は身につくのではないかと思われる方もいると思います。

確かに、自主性を身に付けるためには、自分で選び実行していくことが大切です。しかし、その選択肢が多すぎるとなれば話は別です。

ジャム理論という有名な理論があります。これは選択肢が多すぎると選べなくなってしまう心理現象のことです。1995年にコロンビア大学のシーナ・アイエンガー教授により発表されました。

極端な例ですが、レストランに行きメニューを開いたら500個のメニューが書かれていたとした、もうどうでもよくなりませんか?その中から1つ”本当に”食べたいものを選べと言われたら辛いものです。

同じようなことが子どもでも起こります。おもちゃが大量にあると選ぶことができなくなります。その中から選ぶというのは、子どもにとってもはとてもストレスを感じます。

そのため、多すぎるおもちゃはかえって自主性を阻害してしまうことになりかねません。

収納スペースがなくなる

これはデメリットの中で最もわかりやすいデメリットでしょう。おもちゃが増えれば当然それをしまう収納スペースが少なくなっていきます。

置き場がなくなったおもちゃが床や壁沿いに置かれていたら、生活をしていて気持ちの良いものではないですよね。床に置くことで子どもがそれにつまづき転倒するなどの危険性も出てくるかもしれません。

収納スペースには限りがありますので、スペースを考えておもちゃを購入しましょう。

おもちゃの減らし方のコツ

ここからはおもちゃの減らし方のコツを紹介します。

基本的には子ども主体で処分するおもちゃを決めてもらうことがおすすめです。

子どもが捨ててほしくなかったおもちゃを捨ててしまいトラブルになることを防げるというのはもちろんですが、分別をすることで整理整頓力やいるいらないの判断力を養うことができます。

初めの頃は子どもが主体で判断するのは難しいかもしれません。その場合は、大人も一緒に手伝ってあげると良いでしょう。ただし、大人だけで決めるというのは避けた方が良いです。

子どもが判断に迷ってしまう場合は単にいらないものを捨ててと伝えるのではなく、判断のポイントとなる具体的なキーワードを示すとうまくいく場合があります。

例えば、好きなおもちゃと嫌いなおもちゃ、使うものと使わないもの、きれいなものと汚れたもの(壊れたもの)、かわいいものとかわいくないものなどです。

抽象的な言葉は理解が難しいので、できる限り具体的な言葉に直して伝えると理解してくれます。

また、まだ言葉を理解できないような小さな子どもの場合は、大人が子どもの遊ぶ様子を見て判断します。

こちらは簡単でお気に入りのおもちゃや好きそうなおもちゃは残し、あまり使わないものは処分候補にします。

子どもが判断した場合も、大人が判断した場合も、どちらの場合でも処分対象のおもちゃを一定期間は別の見えない場所で保管することをおすすめします。

子どもがその時はいらないと思っていたけど、いざなくなってみるとやっぱり必要だったことに気付くこともあります。

そして、本当に廃棄やリサイクルショップ等で売るときは、その現場に一緒に行くと捨てるということの実感を得られます。

おもちゃを増やさないコツ

おもちゃを減らすことには成功しても、今後増やさないようにするためのコツを紹介します。

おもちゃを増やさないコツ
  • 創造性のあるおもちゃを与える
  • 収納スペースを決めておく
  • おもちゃのサブスクを活用する

創造性のあるおもちゃを与える

工夫次第で何通りもの遊び方ができるおもちゃがおすすめです。1つのおもちゃで色々な遊び方ができるので、おもちゃの購入頻度を減らすことができます。

例えば、積み木やレゴなどが該当します。

積み木やレゴはいろいろなものが作れますし、作ったものを何かに見立ててごっこ遊びをすることもできます。さらに、より複雑で難しいものを作るといった子どもに合わせて難易度を変えられる点も優れています。

これらのおもちゃは創造性も鍛えられる良いおもちゃです!

収納スペースを決めておく

あらかじめ収納スペースを決めておくこともポイントです。

収納スペースからあふれるようであれば整理をするといった目安を作っておくことで、おもちゃが一方的に増えることがなく、定期的に整理するきっかけを作れます。

おもちゃのサブスクを活用する

おもちゃのサブスクを活用するのアリです。

おもちゃのサブスクはおもちゃをレンタルするので、使い終わったらおもちゃを返却します。そのため、おもちゃが必要以上に増えることもなく、おもちゃの処分に困ることもありません。

また、子どもの発達状況にあった適切なおもちゃを適切なタイミングで利用できるというメリットもあります。

気に入ったおもちゃはレンタル期間を延長することもできますし、サービスによっては特別価格で購入することもできます。

おもちゃのサブスクについてはこちらでも紹介していますので、ぜひ読んでみてください。

おすすめのおもちゃのサブスク!特徴ごとに紹介!【合うものが見つかる】
「おすすめのおもちゃのサブスクが知りたい」「自分に合ったおもちゃのサブスクってどれだろう?」そんなことを思っていませんか?おもちゃのサブスクにはそれぞれ特徴があります。あなたが求めることに合ったおすすめを紹介していきます。

まとめ

いかがだったでしょうか?

おもちゃを減らすのがなかなかうまくいかないという方のお役に立てたらうれしいです。

「おもちゃの与えすぎは子どもの成長に良くない」

「おもちゃを減らすときは子どもに分別してもらう」

「おもちゃを増やさないように工夫する」

このあたりに注意することでおもちゃの量を適切に保てると思います。

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